靴底の修理

【Repetto】靴底の裏張り修理

レペット

この記事では、レペットの靴が履きやすい理由と、革底の悩みを解決する方法をご紹介します。

ヨーロッパのハイブランドがそうであるように、レペットの靴も革底を採用しております。

革底は足馴染みが良く履き心地が良いのですが、プレメンテナンスする事で革底を保護し、長持ちするように出来ます。

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□レペットの靴は履き心地がとても良いから、大切に長く履きたい

□革底の靴を初めて履くけれど、なんか滑りやすそうで不安

□革底が痛まないように予防する方法が知りたい

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など靴を履き始める前の悩みを解決して、とても履きやすいレペットの靴を愛用して頂けるように順を追って解説していきます。

レペットの靴が履きやすい理由とは

レペットの靴が履きやすいのは、バレエシューズのように柔らかい履き心地だけではなく、土踏まず部分のフィット感が良いのも理由の一つです。

レペット(Repetto)靴底裏張り前

いつ見ても綺麗な仕立ての靴底です。

靴底を正面から見ると、土踏まずの部分がウェストのくびれのように、ぐっと絞り込まれています。

これは履き心地を良くする為の技法です。

靴底の土踏まず部分を細く絞り込む事で、アッパーも内側に絞り込まれるようになります。

その絞り込みが、履いた時に足の土踏まず部分にフィットするようになるのです。

この絞り込みは、1足1足職人さんが手作りで作っている為に出来る事です。

土踏まず部分に隙間が出来ず、きちんと支える事で、夕方には落ちてくると言われる土踏まず部分のアーチを落ちないようにする効果があります。

足のアーチは歩行時に体に伝わる衝撃を和らげる役目があり、そのアーチが正しい位置で保たれる事で、関節や筋肉にかかる負担を少なくしてくれます。

土踏まず部分に隙間があると、靴を長時間履いていると疲れを感じると思いますが、それは土踏まず部分のアーチが落ちてきているのが原因の一つであると考えられます。

足の裏のアーチが落ちてこないように中敷きでサポートする商品もありますので、足裏の隙間が気になる靴は中敷きで調整する方法もありますよ。

日本ではまだ足のアーチを正しい位置に保つ事の重要性はヨーロッパ程考えが広まっていないのですが、体に負担をかけず、質の高い生活を送って頂けるように皆様に知っておいて欲しい知識です。

レペット滑り止めと靴底補強前

レペット(Repetto)靴底裏張り前2

革底は美しく綺麗なのですが、ツルツルしていて歩く時に滑りやすそうで不安を感じる方もいらっしゃいます。

実際革底の靴は履き始めが滑りやすく、革底を初めて履かれた方はその滑りやすさに戸惑う事もあります。

何回か履く事で滑り難くなってくるのですが、ラバー底と比較するとどうしても滑りやすいので、何か良い方法がないのかお客様よりご相談を受けます。

その場合は靴底に薄いラバーのシートを貼る方法をご提案しております。

滑り止め加工が施されたラバーシートは革底の滑りやすさを解消してくれます。

ラバーシートを貼る事で靴底が滑りにくくなるだけでなく、雨の日に革底を保護するメリットもあるのですよ。

レペットの革底は繊維質がしっかりした革が使われ、十分長持ちする革底なのですが、日本の気候が革底に深刻なダメージを与えますので、事前にメンテナンスをお勧めしております。

革底は水分を吸うと柔らかくなる特徴があり削れやすくなります。乾いている時の半分以下の耐久性になるとも言われ、雨の日に革底を履くと靴底が削れ、ダメージが残る事になります。

雨の日が多い日本で革底の靴をそのまま履くには少しリスクが高いように感じます。

婦人靴の場合は、靴底も薄く作られておりますので、一回雨の日に履いただけでつま先部分が削れてアッパーまでダメージが広がったり、靴底の形が変形して履きにくくなったりするトラブルを引き起こします。

そのようなトラブルを予防するのにも、ラバーシートで靴底を保護してある事で革底が雨に濡れるのを防ぎ良いコンディションを維持してくれます。

それではラバーシートを貼った状態を見て見ましょう。

レペット滑り止めと靴底補強後

 

レペット(Repetto)靴底裏張り後 レペット(Repetto)靴底裏張り後2

 

横ラインの滑り止め加工が施されたラバーシートで靴底を補強しました。

今回は靴底側面のコバの色に合わせてブラックのシートをセレクトしました。

これで靴底が滑りにくくなり、靴底もすり減り難くなり安心してお履き頂けます。

今回のように革底の靴は履き始める前に靴底をメンテナンスする事で、靴の良い状態が長持ちするようになります。

また靴底が補強される事で、路面のでこぼこの嫌な感じを和らげる効果もありますよ。

レペット滑り止めと靴底補強まとめ

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修理時間・料金

修理時間 1時間から

修理料金 ¥2200(税抜)から

※修理時間は店頭の混雑状況により変わります。

※修理料金は使用する材料、靴の状態により変わります。

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修理実施店舗

店名 ウィンリペア花小金井

住所 東京都小平市花小金井1-8-3 いなげや花小金井駅前店2階

電話 0424629001

営業時間 10時から20時

当ブログ掲載の修理はウィンリペア全店で承っておりますので、お近くの店舗までお気軽にお問い合わせ下さいませ。

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ABOUT ME
ウィンリペア
東京都に11店舗、埼玉県に6店舗の靴修理店ウィンリペアです。パンプスやビジネスシューズ、スニーカーなど靴底がすり減った時の修理や中敷き交換、サイズ調整を取り扱っているお店です。履きやすくなったあなただけの靴を心を込めてお直しいたします。
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